「毎朝のコードレビューで、全員の前でCTOに「お前のコードはゴミだ」と言われ続けました。理由も説明されず、ただ全否定。半年でコードを書くのが怖くなっていた」
— Nさん(26歳・女性)・IT業(Webサービス系スタートアップ)
「プロダクトを作りたい」——エンジニアとしての夢を持って
情報系大学院を修了したNさんは、ユーザーが実際に使うプロダクトを作りたいという夢でスタートアップに入社した。チームは少人数で、刺激的な環境だった。
しかし入社1ヶ月で、毎朝のコードレビューが地獄の時間になることに気づいた。
毎朝10分の「公開処刑」——自信が砕かれた半年
CTOは毎朝コードレビューを全員参加のSlackチャンネルで行った。そこでNさんのコードだけが集中的に批判された。
「「このコード書いた奴、センスゼロだな」「なんでこんな設計にするの?思考力ないの?」——すべてSlackの全体チャンネルで、全員が見ている前で言われた」
最初は「自分が未熟だから」と思った。勉強して改善しようとした。しかしCTOの批判は内容ではなく「存在」を否定するものへと変わっていった。
半年後、Nさんは一行のコードを書くのに30分かかるようになっていた。コードを書き始めると動悸がした。
「CTOが悪い」——第三者の言葉が全てを変えた
前職の先輩エンジニアに相談すると「それはパワハラだよ。CTOがおかしい」とはっきり言われた。「自分の能力のせいじゃないんだ」と初めて思えた。
退職代行に相談すると「Slackの履歴はパワハラの証拠になります。スクリーンショットを保存しておいてください」とアドバイスを受けた。翌日に依頼した。
エンジニアとしての自信が、転職先で戻ってきた
Slackの履歴をもとに退職代行と弁護士が交渉し、慰謝料として20万円が支払われた。
3ヶ月の休養後、別のIT企業に転職したNさんは、入社1ヶ月でコードレビューを褒められた。「褒められると思ってなくて、泣きそうになった」と話す。
現在はチームリーダーとして後輩エンジニアの育成を担当している。「人を否定するコードレビューは、組織として一番損をする行為だと、今は分かる」
Nさんからのメッセージ
「Slackのスクショ、今すぐ保存してください。罵倒の記録は証拠です。あなたのコードがゴミなんじゃない。そのCTOが、マネジメントのゴミなんです」
