「お前には命を預けられない」。デイサービスでの人格否定が毎日続いた29歳男性介護士が退職代行を使った話

「施設長に毎日「お前には命を預けられない」「介護士失格だ」と言われました。それを他の職員の前で。新人の頃から言われ続けて、本当に自分が介護に向いていないと思い込んでいた」

— Tさん(29歳・男性)・介護業(デイサービス)

祖父の介護がきっかけで選んだ職業——誇りのある仕事だった

祖父を自宅で介護した経験がきっかけで、介護士を志したTさん。専門学校で介護福祉士の資格を取り、デイサービスに就職した。

しかし配属先の施設長は、職員への言葉が激しく有名な人物だった。Tさんはその最初のターゲットになった。

「命を預けられない」——2年間の人格否定

入浴介助で小さなミスをしたTさんに施設長が言った言葉が「お前には命を預けられない」だった。

「それが最初の一言でした。以来2年間、毎日「失格」「向いていない」「センスがない」という言葉が続いた」

他の職員も似たような扱いを受けていたが、Tさんが最も集中的に攻撃された。外部の研修で他施設の介護士と話すと、自分の職場が異常だと気づいた。

「向いていない」のは私じゃなくて、施設長のマネジメント

研修で会った他施設のベテラン介護士に「その施設長がおかしい」と言われ、初めて自分を客観視できた。

退職代行に依頼したのはその翌週。「施設長と一切話さず退職できます」という言葉に、どれほど救われたかわからない。

転職先で「センスがある」と言われた日

退職代行を利用し、施設長と一切話すことなく退職が完了した。

別の施設に転職後3ヶ月、先輩から「Tさんは入居者の気持ちを読む力があるね」と言われた。「介護士失格と言われ続けた2年は、嘘だったんだ」と初めて思えた。

「自分を否定し続ける職場は、必ずしも正しいわけじゃない。外に出て初めてわかることがある」

Tさんからのメッセージ

「毎日「向いていない」と言われていた人へ。一人の上司の言葉が真実ではありません。外に出てみてください。あなたを評価してくれる場所が必ずあります」

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